『フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展 シュテーデル美術館所蔵』

 

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Bunkamuraで開催中の 『フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展 シュテーデル美術館所蔵』に行ってきました。

一緒に行く約束してた友達は震災の影響で無理になっちゃって さびしー(涙) ひとりで行ってきたよ。 でもね、素敵な展覧会でした。

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《サウル王の前で竪琴を弾くダヴィデ》1630-31 フェンブラント・ファン・レイン 世界の海を制覇したオランダだったけれど 室内はまだ闇の世界だったんだね。 震災の後、首都圏は節電で照明を間引き始めたけど 他の都市に比べて東京ってまだまだ明るいらしい。 必要な場所だけ明るくして、あとはキャンドル併用もありかなって 我が家もLED電球を買ってみたよ。

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《竪琴を弾くダヴィデ王》 1616年頃-40年代後半 ペーテル・パウルルーベンスとヤン・ブックホルスト 上の絵では画面の左端の暗がりにおり、 サウル王に仕えていた若いころが描かれています。 王になり、おじいさんになったダヴィデ。 フィレンツェ市庁舎の前の有名な銅像も若き日の姿だよね。 ナチスの弾圧下でユダヤ人が右そでにつけていた ダヴィデの星のマークも彼にちなんでいます。

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《子供の肖像》 1635-40年頃 ピーテル・サウトマン(?) あかちゃーん。 目が合っちゃったら微笑まずにはいられない。 おまけにまで変顔しちゃって、笑わせたくなる。

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錬金術師の工房のクピドたち》 1635-37年頃 ダーフィットテニールス(子) キューピッドは、はずせない♡ いたずらしてるばかりじゃなく、かなり腕もよさそうだ。

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《果物やベルクマイヤー・グラスのある静物》 1658年頃 ピーテル・ド・リング オランダで美術館に行ったとき こんな静物画がたくさん並んでいて どれが一番美味しそうか♪・・・・って 真剣に比べちゃった(笑)のを思い出したり。 (アムステルダムとかデン・ハーグの思い出)

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《石の花瓶に生けた花と果物》 1677年 ヤーコブ・ファン・ワルスカッペレ 中央のくしゅくしゅっとしたオールドローズにノックアウトされた♡ この時代のオランダでは、世界中から集めた植物を描いた静物画が人気だったそうですが これ、みんな架空の花束だったんですって。 そういえばチューリップとバラとユリって同時期に咲かない。

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《ガラスの花瓶に生けた花》 1610-25年頃 ヤン・ブリューゲル(父) うん、チューリップとオダマキカーネーションと勿忘草。 バラにシクラメンも。 ・・・・・ありえない組み合わせだ。

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《凍ったステルデ川とアントワープの景観》 1593年 ルーカス・ファン・ファルケンボルヒ 寒い季節も楽しんでるな~。

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《地理学者》 1669年 ヨハネス・フェルメール そして、この地理学者! 画集で何度も眺めている絵だけど、本物から溢れる光は ちがう。 丹前ってゆーか、どてら みたいなの着てるけど、 日本との交易によってもたらされた 当時の流行りだったそうな。

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《ワイングラスを持つ婦人》 1656-57年頃 ヘラルト・テル・ボルヒ フェルメールもこんな画描いてたよね。 以前アイコンにしてたっけ。 そういえば過去記事にありました。 懐かし~。。。。

では、また~