広東料理とワインの会(上海蟹)

中国料理で秋の味覚といえば上海蟹!!
揚子江の河口周辺の泥と海水の入り混じった淡水湖に生息している上海蟹は、中秋の名月から数カ月のみ漁が解禁されるため、食べられる期間はそんなに長くありません。
10月は卵をたっぷり抱えたメス、11月は脂がのった蟹ミソいっぱいのオス蟹が食べ頃とのこと。
(昔はその鋏を拷問につかったとか、いうハナシも聞いたことらありますがホントかなぁ・・・)

上は華僑の料理人が手書きをしたメニュー(日本人と漢字の書き方がちょっと違うよね)ですが、
2行目の「酔蚧」が、いわゆる「酔っ払いカニ」。
今頃は老酒の甕につかって、じんわり味を浸みこませていることでしょう。。。。
中国料理店では今週末あたりからそろそろメニューに登場するのでは?

写真は2年前に都内某所で喰いだおれた「上海蟹これでもかっ!」という食事会より。
このときは辛口の白ワインを選んだような記憶がありますが・・・。
ソーヴィニヨン・ブランだったかなぁ・・・?

前菜
金華ハムのスープ

上海蟹の老酒漬け

これよ、これ♪
ちゅうちゅう吸って食べましょー。
ヒネ香が苦手で、老酒は飲まず嫌いなのですが、これは美味しく食べられる。

 

蒸し蟹

このときは11月だったので、2只とも(蟹の数え方は「2只」とかいて「にはい」と読みます)
オスだったような記憶があります。

フカヒレの姿煮

フカ=サメ。
そして、サメというとジョーズを連想して背ビレを食べているのかと想像しがちですが、実は尾ビレが高級品。
胸ビレなどは繊維状にして(金糸といいます)スープなどに使います。
ちなみに、ヨシキリザメのヒレが最高級なんですよ~。
産地は気仙沼ねっ。


↑これがその説明を聞いた時、板長がサラサラっと書いてくれた図。

こういうものを食べると翌朝の化粧のノリが違う♪
天然のコラーゲン恐るべし!

大正海老の豆鼓炒め

イサキの蒸しもの 白髪葱添え

京人参と牛蒡の壷スープ 

金華豚でとったスープは、しみじみと美味しい。
いつも「滋味溢れる」という形容をしたくなります。
そして根菜がはいったこのスープは、何故かお正月の味がした(笑)
・・・お餅入れたい!って感じ。

ヨーグルト入り杏仁豆腐、マンゴープリン

豆腐花

海老のレモンソース

前半に出てきたコクのある豆鼓炒めと趣向をかえて、レモンソースでさっぱりと。
散らしたナッツが香ばしくて美味でした。

杏仁豆腐  ゴマ団子

うー・・・ひさしぶりのchineseネタ。
大好きな広東料理
書いているうちに食べたくなってきた・・・・・。