ステップアップクラス(ブルゴーニュ)

秋の講座がスタート。
試験対策から離れて、講師も生徒も純粋な気持ちで臨みます。
テイスティングだって、もう吐き出さないよ。
みーんな飲み干しちゃう。

とても人気があるけれど・・・・ピノ・ノワールは積極的に選ぶ銘柄ではない。
でも、この頃は少し良さがわかってきたかなぁ・・・・。
なんだか敬遠していたブルゴーニュの比較に初挑戦。


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まずはブラインド・テイスティング
色調の差はあまりないけれど、あえていえばピンクがかったり、黒味の強いもの、赤みのあるもの、茶色がかったものが。
その差はそのまま味わいの違いにつながります。
すべてがブルゴーニュピノ・ノワールの味わいだけれど、あえていえば酸味が強いもの、果実味がのっている(フルーティな)もの、甘みが特色のもの、収斂みのある(渋い)もの。

どれが強いともいえず、私にとっては「つかみどころのない」でも「もしかして、これってカンペキってこと??」と感じたのは何を隠そうVOSNE-ROMANEEでした。

VOSNE-ROMANEE "Aux Champs Perdorix" 2001
Domaine Bruno Clair
うーん、やっぱり。
さすがだ。。。。。

てんとうむし的格付けハートふたつは、CHAMBOLLE-MUSIGNY 2001
Domaine Herve SIGAUT
フルーティな香りの中に紅茶のようなニュアンスも。
やさしい酸味と、ほのかな甘みで、まるいタンニン。
飲みやすいさわやかな味わい。
説明によると、ミュージニーは石灰質土壌なのでエレガントに仕上がるそうです。
なるほどー。
そういえば、いつもアタシ石灰質土壌のワインにハートつけてる。

ハートひとつはMOREY-SAINT-DENIS 1er Cru "La Riotte" 2000
Domaine Henri Minot
色調が最も濃く、つまりポリフェノール多め、タンニンがしっかりしたアタシ好みの味。
余韻に苦味を感じます。
こういうワインは、食事をしたいなぁ・・・・と思うの。
VOSNE-ROMANEEのような味わいは、カンペキだから「もう、パンとチーズだけあればいいい」と感じてしまう。

うーん、3番目かなぁ・・・・と感じたのはGEVEREY-CHAMBERTIN 2001
Chateau de FESLES (Vignobles GERMAIN)
すみれの花、皮、紅茶、土の匂い。
そして渋み。
やっぱり渋いのが好きだなぁ。。。。

ピノノワールの魅力を発見し、でも嗜好って一貫しているのよね、と再確認。